2013年2月15日金曜日

兜山から深草観音経由で大蔵経寺山へ

兜山駐車場からで兜山に登り岩堂峠の深草観音を経由して大蔵経寺山を縦走し
スタート地点の兜山駐車場へ戻ってくるコース。

昨年私が山登りにハマり始めたものの、まだ冬の時期だったため
山梨百名山の中でも雪のない山へ登りたいと思い歩いたコースです。

この兜山と大蔵経寺山、あと岩堂峠から1時間ほどのところにある要害山については
どれも標高1000m前後の山でありまして、岩堂峠や谷間など所々雪が残りやすい地点というのはどうしてもあるものの山梨百名山の中では比較的雪を気にせず登ることが出来る山なので今年もこのコースを歩いて来ました。

同じ山を同じコースで歩くのは初めてかもしれません。

山登りをしていても、装備や実力、好き嫌いの面で冬山に登らないという方も
いるかと思いますので、冬のこの時期にはどうしても登れる山が限られてしまう
なんて方もいるかと思います。また、興味はあるけどそのうちねという方もいるでしょう。
私はそんな感じでおいおい装備を揃えてやってみようかなといった感じです。


なので気にしたことがなかったのですが、雪山にはアイゼンというものが必要だということはもちろん知っていました。


しかしなぜかかなり高い道具であるというイメージでおりまして、最近になって山歩きを始めた友人が持っていたので聞いた所、私が思っていたよりもゼロがひとつ少ない(大げさ)ぐらいの値段だったので、それならば用意して雪山へいってみてもいいかもなんて思うようになり始めました。

ちなみに私が歩いた際も岩堂峠付近には雪がありました。昨年も残っていた記憶があります。
雪山に登らなくても、山頂はどうなっているのかわかりませんから
転ばぬ先の杖としてアイゼンなどを用意しておくのが望ましいのでしょうね。5月ぐらいまでは2000m付近の山まで雪がありますしね。

今回のコースはこのようになります。

中心から見て北東方向にある兜山山頂の真南の川沿いに駐車場があります。
全部で7.8台は置けると思います。
しかしながら兜山では岩登りをやる方も増えているようで、駐車場から20分程のところに10名弱の方々がおりました。
それもあってか帰りには駐車場はいっぱいでしたので、駐車キャパにご注意下さい。


兜山自体は1時間ちょっとで登れる山で、山頂から数分のところにある展望台からは甲府盆地が一望出来ます。

きっと桃の花の咲く時期にきたら良かっただろうなと。
まあ甲府盆地の周辺には山があるわけですから、今年は甲府盆地を眺められる山から桃の花を眺めたいなと。

駐車場にもコース図がありますが、兜山へは岩場のコースとそうでないコースがあります。

過去に鎖場などを歩いたことがある方は岩場コースで問題ないかと思います。


やったことはないけど興味があるのでやってみたいという方にもちょうどいいかなと思えます。
まあ、苦手という方には他のコースもありますのでご安心をということです。

基本的にこのコースは標識も多いので歩きやすいです。
また深草観音のような岩窟は他の山ではめったに見られませんし、大蔵経寺山の尾根歩きも眼下に甲府盆地を眺めることができます。

ただ岩堂峠から大蔵経寺山へ向かう際、八人山からの尾根と合流するまでの区間において、地形図には谷間に兜山駐車場方面への登山道が2本記されていますがこれらは見当たりません。
おそらく廃道となってしまったと思われます。

また、尾根歩きを示す登山道が地図には記されていますが、実際は尾根の少し下を巻くように歩きますので、地形図を元に計画されたり歩かれる方はその点ご注意頂ければと思います。

電車の方は春日居温泉駅から兜山に登り、大蔵経寺山を石和温泉駅に下ればいいのですが
お車の方は、兜山駐車場に車があるのでそこまで戻らなくてはなりません。
兜山駐車場へは大蔵経寺山からは長谷寺方面に下るのですが、長谷寺の先は舗装の登りとなりますので角度が急であったり舗装だったりということで足への負担もありますから、皆さんにおすすめできるわけではありません。

今回のコース、総距離は18km程でした。
大蔵経寺山も回るとなるとどうしてもボリュームが出てしまいますので、深草観音から岩堂峠を戻り、川沿いの林道を歩き駐車場に戻るコースでもいいかと思います。

2013年2月13日水曜日

山梨百名山最南端の山、高ドッキョウ・貫ヶ岳

山梨百名山において最も南に位置し、静岡県との県境でもある高ドッキョウに登りました。

最南ということもあり、甲府からは最も遠いかもしれません。
国道52号線沿いでたけのこの大きなモニュメントでも有名な道の駅とみざわから西に入っていくわけですが、そこからもかなり時間が掛かります。

また、途中からは中部横断道の工事もありそれでなくても道はあまり良くありません。
平日だとここにさらに工事車両が加わるのかもしれません。


コースはこのようになります。

樽峠の山梨側登山口から登り、まずは樽峠を目指します。
そこからまずは高ドッキョウ(西:左側)へ登り、樽峠まで折り返してきたのち
貫ヶ岳へ向かいます。

なぜなら高ドッキョウの方があまり眺望もなくかつ標高が高いので
貫ヶ岳の後にしてしまうと樽峠まで戻ってきた際に気持ちがなえるかなと思ったからです。

0830 樽峠登山口発
7時前に出ましたがさすがに山梨百名山最南端となると甲府からだと1時間半程掛かってしまいました。
最後のトイレや買い物は道の駅みとみで済ますと良いでしょう。

0901 樽峠着
看板には40分とあったきがしましたが30分ほどで樽峠に到着です。

0905 樽峠発(高ドッキョウへ向けて)
少し休んだのち高ドッキョウに向けて歩き始めます。
山歩きの最中はまめに休憩を取り飲食をするほうがいいでしょう。
正直私はあまり飲み食いをしないのですがすることで疲れ方が全然違います。

ただカロリーメイト的な食べ物は口の中の水分を奪いますし、呼吸が辛いと飴などを舐めると
リズムが狂ってしまうときがあります。
そのような時のためにゼリー飲料を持って行くといいかと思います。
ただゼリー飲料にもエネルギーチャージのものと、ビタミンを補うものやカロリーオフでダイエット時の空腹感を紛らわす為の物に分けられますのでそこを間違えずに購入しましょう。


高ドッキョウは正直いってそれ程眺望がよくありません。
写真は途中から見えた富士山ですが、枝に葉のないこの時期なので見えますが葉が茂ってしまうと
見える地点でも隠れてしまうでしょう。また、GWを過ぎるとヒルが出るようです。
なので私もこの時期に訪れたわけですが。

1028 高ドッキョウ山頂着
1時間30分弱で高ドッキョウに到着です。樽峠には2時間と表記されておりました。

1038 高ドッキョウ発
高ドッキョウを下ります。

1135 樽峠着
復路は1時間弱で樽峠まで戻って来ました。
GPS計測でも高ドッキョウ樽峠間の距離は2.8kになりますのでいいペースですね。
まあ道は遊歩道と言っていいほどの道です。
途中高ドッキョウの頂上手前付近にうっすら雪が残っており足元が緩かったです。

1141 樽峠発
私にとってはここからがクセモノでした。
この先には丸太の階段があります。膝に負担がかかるのでもうゆっくり登りました。
また昼食時間になったこともありエネルギー不足も感じました。
こういうときにゼリー飲料があると水を飲む感覚でエネルギーを補充できます。
持って行って使わなくてもすぐに駄目になるものでもありませんので用意しておくべきでしょう。
あと階段になると欲しいのはポールですね。登りながらポール買おっかなぁとずっと思ってました。
ただ、帰ってきてみたら喉元過ぎればなんですが(ポールに頼りたくない派)


1225 平治の段着 昼食
ちょうど分岐点で食事にしましたが日当たりが悪くてとても寒かったです。
また、寒い中でカップ麺を作ったわけですが、
寒いので
・多少硬くてもすぐに食べたい。
・沸騰したお湯もすぐに冷める。
故に硬い。消化が悪い。
というのに加え、食後すぐに出発したのもあり貫ヶ岳の往復では胃がもたれて調子悪かったです。

1250 平治の段発

食べ終わって貫ヶ岳にむけて歩いて見てわかったのですが、ここから1分もいくと展望台があり
天気が良ければ日当たりと富士山を望むことができます。

写真に映る手前の木はなにかわかりませんが蕾が見えますね。





1346 貫ヶ岳着
貫ヶ岳の山頂もそれ程眺望がいいわけではありません。
途中いくつかある展望台で天気が良ければ富士山がみえるのでそちらで楽しみましょう。

1355 貫ヶ岳発
1452 平治の段通過
帰りももちろんマルタ会談丸太階段があります。
もうゆっくりゆっくりです。
ちなみにこの階段、丸太の向こう側の平らになるべき部分にしっかり土が入っていないので
とても歩きにくい。おれは階段登りに山に来たんじゃないとブツブツ文句言いながら歩きます。

1515 樽峠着
ここまでくるともうすぐです。
下山後コーラを美味しく飲みたいが為に飲食を断ちます。
そいうことをやってるからダメなんですけど。

1518 樽峠発
1540 樽峠登山口着
GPS計測で16.6km。休憩を含む総歩行時間は7時間10分。
思っていたよりも疲労感のある山歩きでした。
もっと楽かなと思っていたのですが。

眺望があまり望めない点、甲府から距離がある点、この時期以外はヒルが出てしまう点など
ちょっと魅力に欠ける印象でした。
しかしながら、とりあえずとりあえず2山ゲットということでよしとします。

2013年1月25日金曜日

2013年の富士スバルライン マイカー規制は31日間


富士スバルライン、マイカー規制 今夏 最長の31日間に拡大 山梨


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130124-00000019-san-l19


先日、2013年の富士スバルラインのマイカー規制の内容がまとまりました。

ここ数年、登山人気の高まりも相まって富士山への登山者数は増加しており、また世界遺産への登録を目指しているということから、富士スバルラインのマイカー規制が2012年の15日間から2013年は31日間へと倍以上延長されることとなりました。

2013年の具体的な日程は
2013年 7月12日(金)~15日(月:祝)と26日(金)~28日(日)
8月2日(金)から25日(日)まで計31日間
ということです。

7月の中旬ぐらいまでは梅雨が明けないでしょうし、山開き期間中の休日はもちろん全部ですし、平日もほとんどが規制に掛かったということになりましょうか。

私は昨年、初めて富士山に登りましたが、梅雨明け後すぐの平日昼間に登ったこともあり登山道が渋滞して思い通りに登れないというような混雑はしておりませんでした(もちろん他の山に比べたら半端無く混んでいます)。

なので富士スバルラインについても混雑していたということはなかったわけですが(友人談)、梅雨明け後の休日などでは数時間駐車場待ちをすることも少なくないとは聞いています。

また、ここ数年言われている入山料についても山梨・静岡両県での検討となったことでいよいよ現実味を帯びて参りましたが、実際これをどこで徴収するんだろうと気になったりします。

あと入山料で問題になっているのは、富士山の頂上は浅間大社になっていることもあるので色々難しいということを聞いたこともあります。

富士山については世界遺産への登録を控えていることもあり、いろいろな決まり事が出来てくるかもしれませんのでまたわかりましたらお伝えしていこうと思います。

2013年1月15日火曜日

2013年の山始めは身延山

2013年、山始めは身延山(1,153m)に登りました。

コースは、下図のように身延山久遠寺を出発して表参道(東側)を登って奥の院のある身延山頂上を目指すルートです。




当初は登頂後、裏参道を下って久遠寺に戻るつもりでしたが、車を2台用意することが出来たので
一台をスタート前に七面山登山口である羽衣に駐車し、久遠寺からそこを目指すこととしました。

昨年の4月にはここから七面山に登りましたが、このことによって身延山の修行道である久遠寺から七面山の敬慎院までつながることになります。

今回は4人のパーティーです。

09:32 身延山久遠寺(身延山大学)スタート
車を七面山登山口に置いてきたりといった作業が発生しましたので、
08:30スタートの予定が遅れに遅れ9:30過ぎでした。
気温はわかりませんが身延町切石のデータからみて、
多分このときはまだ氷点下だったと思います。



10:15 三光堂にて休憩
ちょうど休憩所が設けてありましたのでこちらで5分ほど休憩しました。
自動販売機も設置されていましたが、まだ運用を開始していませんでした。
暖かくなってきたら水分消費も増えますので助かるのではないでしょうか。
頂上にはロープウェイの駅や売店があるので重い飲料を持たずに登ることもできましょうか。
ただ何があるかわからないので私は1泊できるぐらいは持って行きます。
しかしそのおかげで体力を消費して怪我をしては本末転倒ですが、
この持っていく飲食物のバランスは難しいところです。

10:55 法明坊にて休憩
少し早いですがここでも5分ほど休憩を取りました。
こちらでは白装束のご夫婦が休憩されていましたが、
登りで出会ったのはこのご夫婦のみだったと思います。
下りではお二人?程すれ違い挨拶したと思います。

11:16 頂上(付近)到着

身延山のロープウェイ駅周辺に到着です。
1時間45分程ですね。
ちなみに休憩中に出会ったご夫婦によると身延山で修行しているお坊さん?は
下から上まで1時間で登るとか。そのまま七面山までいくらしいです。
確かに七面山に登った際にはトレラン以上?の速さで駆け下りてくるお坊さんに出会いましたね。
お寺なので肉などはありませんが、頂上には売店もありだんごや丼物などが食べられます。
頂上から富士山を眺めたり休憩などを30分程。








11:45 頂上を感井坊(裏参道・七面山方面)へ向け出発
30分ほど頂上に滞在し、軽く食事などを行い七面山登山口に向け山を下ります。

12:07 感井坊通過
ここまでは裏参道の方から車も来れるようで工事関係の車が来ておりました。
久遠寺方面に降りる場合、ここが分岐点となります。
当初はここで昼食をと思っておりましたが、あまり日当たりがなく寒いので
日の当たるところまで歩みを進めます。


12:17 昼食
ここまで林道上ですが落石した箇所も多く山の北側斜面を歩いているのもあり
日当たりもなく凍結箇所も多くありました。
途中で日が当たり落石の心配も少なそうなところがありましたので林道上でお昼としました。

12:45 出発
基本林道のような所なので歩きやすいですが、落石などが多く見受けられました。

また、途中では道路ごと崩落して代替道が作られているところもありました。

この辺りなど、身延町や早川町は糸魚川静岡構造線に近いのもあり落石や崩落は非常に多いです。

付近の林道や県道なども頻繁に落石や崩落などで通行止めになります。

この日も朝には奈良田方面で崩落があり集落が孤立していました。








13:50 赤沢宿通過
古き良き面影を残す赤沢宿です。

今では身延山から七面山へ抜ける人も減ってしまったので宿場町としては機能していませんが、それでも旅館が1つと週末のみ営業する蕎麦屋が1つあります。

蕎麦屋も気になっていたのですが、2月中旬から営業を再開しますとの貼り紙がありました。

しかしここはとても静かな集落です。
ただ集落でも川に近い下の方はまだ14時だというのにもう日が影っていました。




14:32 七面山登山口到着
その後は春木川の東側の道をひたすら進み白糸の滝を経てゴールです。
全行程で15.2km(GPSによる計測)5時間ほどの山歩きでした。

身延山はほとんどの箇所が山道というより林道を歩くような形になりますので
登山という感じとはちょっと違うかもしれませんが、我々が通った七面山へのコースは
過去に多くの修行者が通ったということもあり、また歴史を感じながら
普段の山歩きとは違った雰囲気を楽しむのがいいと思います。

山梨県でも南にある山はあまり温かくなると最近ではヒルが出たりもしますし
雪を避けた山登りをしたい場合には1000m前後の山を選びたいので
GW前までは山梨県でも南のほうの山を中心に登っていこうと思っています。


2012年12月4日火曜日

師走の山登りは今回もやはり富士山目当てで鬼ヶ岳・王岳

chizroid_map (1)
ここ最近はどうしても空気が冷えてきて富士山が綺麗に見えるということもあって、富士山周辺の山に登っています。

今回は以前の毛無山~十二ヶ岳~節刀ヶ岳~鬼ヶ岳の際に根場に下山したときのコースを逆に登り、鬼ヶ岳を経由して王岳を目指します。
上記が今回のコースになります。


当日は友人と二人で登ったのですが、なんとトレッキングシューズを家に忘れてきたことに気が付きました。装備ができていない時には勇気を持って撤退する。案外そいうことはできないものですね。結局スニーカーで山に登りましたが、靴底は薄く常に足つぼマッサージを受けているような感じでしたし、鬼ヶ岳山頂では雪もあったりしてぬかるんでいるところも多く、滑ったり軽く足を捻ったりしました。

私の履くトレッキングシューズは、初めて山に登るとき、とりあえずで購入した数千円の安物ですが、こんなものでもスニーカーなどとは雲泥の差があります。
それが壊れたら次はもっといいやつを購入しようなどと思っていますが、いいやつを履いたことがないからか壊れる前に履き替えたいと思うほどではなかったりします。

個人的には、くるぶしまで隠れてそれなりの防水性能があり、そこそこ靴底が堅ければOKかなといった感じです。


地図画像
当日は08時07分に西湖湖畔駐車場(根場)を出発しました。

場所は右側のピンのところになります。

なお、いやしの里根場の駐車場も以前は有料でしたが無料となりましたし、なにより広いのでおすすめです。

左側のピンの位置がそうです。

今回のルートですと丁度いやしの里の駐車場のところに川沿いに下りてきます。




いつもに比べたら靴が運動靴であるのと友人と一緒なのとで遅いペースです。
それでも雪頭ヶ岳には09時57分到着です。

しかしながらあまりお天気が良くなく富士山は雲の中。雪頭ヶ岳頂上付近から鬼ヶ岳頂上付近は雪舞う状態でした。

しかし、この辺の木々の枝には雪が凍りついていて、これはこれで幻想的な感じでした。

クリスマスツリーみたいな感じでしょうか。




10時10分鬼ヶ岳頂上着

10時18分 鬼ヶ岳頂上出発

鬼ヶ岳から王岳までは尾根伝いに行くわけですが、雪が降った影響もあり所々足元がよくありませんでした。

最も普段の靴ならばほとんど気にならなかったのでしょうが、スニーカーに泥が付いて石の上を歩くとなると話は別です。ただし、たった一度しか滑らなかったとしても手をついて骨を折ることもありますから気をつけなくてはいけませんね。

11時00分鍵掛峠着
鍵掛峠手前でも一度休憩して富士山待ちをしたのですが、雲が切れそうで切れず富士山を望むことはできませんでしたが、ここでも依然富士山は見えません。

途中眺めのいいところもあるので天気が良ければ結構いい感じで見えそうだったりもするのですがお天気ばかりはどうなるものでもありません。

このあと、隠れた石に気が付かずに足を滑らせた際に軽く足を捻りペースが落ちました。食後には気にならない程度でしたが、靴は一番大事だなと思い知らされまくりです。

これが最後だといいながらいくつも登ったり下ったりして12時05分王岳頂上に到着です。

鬼ヶ岳からは徐々に回復傾向にあった空模様ですが、到着した頃には不穏な雲もかかりつつありました。富士山も6合目より上辺りは雲に覆われたままです。

ここで昼食としますが、食事中にもみるみるうちに黒い雲が出てきます。

この日は甲府盆地などでも同じ時間に結構強い風が吹いたようですが、王岳山頂も同様でした。気温はさらに低いわけですから寒かったです。カップ麺とコーヒーが体を温めてくれました。

食事を終える頃になると日も出始め、富士山の雲もどんどん消えていきます。もう少し待てばと結局1時間ほど頂上に滞在しました。いつもより歩みが遅かったことで結果として山頂で良い感じの富士山を見ることができたのかもしれません。



13時15分 王岳頂上出発
ここからは南へ尾根伝いに下るのですが、頂上からは1分もしないところでまず三方分山と根場方向との分岐が現れます。これについては看板もわかりやすく問題無いと思うのですが、その後根場方面へ降りるのであればさらに分岐する必要があります。頂上からは距離にして300m程、7分から10分程の場所だと思います。多少道が緩やかになったかなと感じたら東(左)に根場方面へのコースがあると思いだして下さい。そのまま下りることもできるようですが、野鳥公園の方へ下りてしまうようです。我々も危うく通り過ぎそうになりました。

14時13分 再湖畔駐車場着
ひとりの時ほどではありませんが、下りは小走りしたりもしながら下りてきましたので1時間弱で駐車場まで下りてきました。
帰りに付近の道路にある温度計を見ると2度や3度といった表示。山頂は何度だったんでしょう。思っていたよりもずっと寒くて氷点下だったかもしれないねと話しましたが、なかなか珍しい樹氷?のような風景やしっかりと富士山を眺めることができたので今回も満足のいく山登りができました。
しかしながら、トレッキングシューズを忘れるというミスを犯しました。不便を感じながらも今回は山を下りることができましたが、重大な危険はこのように気が緩み装備に不足が出た際に起きてしまうのかもしれません。今後はこのようなことの無いよう物心両面の準備を整えて楽しまなくてはいけないと思いました。

2012年11月18日日曜日

紅葉終わりかけの昇仙峡、羅漢寺山(弥三郎岳)へ

紅葉も終わり気味ではありますが、山梨の紅葉で有名な昇仙峡のある羅漢寺山へ登って来ました。

今回は6人グループでの登山で、獅子平からのピストンになります。獅子平の駐車場からの登山ルートは羅漢寺山の西からのアプローチになります。
当初私は羅漢寺山に登る際には南側の遊歩道(馬車道)側から登ろうかなあと思っていましたが、グループで企画者ではなかったこともあり獅子平となったわけですが、こちらからのルートもいくつか脇道にそれると眺望の良いスポットがあり、飽きること無く歩くことができました。

獅子平の駐車場は下記の場所になります。案外訪れて頂く方の中には登山の際の駐車場をお探しの方も多くいらっしゃるようですので極力載せていきたいと思います。
地図画像

chizroid_map
本日のルートです。
距離:11.0km
時間:05:02(休憩含む)


7:15 獅子平駐車場出発
今日は単独ではなくグループですし企画もしていないので早いスタートです。

天気がよく日差しが森の中の登山コースにも入り込んでくるので綺麗ではありますが、紅葉という意味では終わりかけです。前日に雨が降ったのもあり落ちてしまった葉も多いのではないかと思います。

ただその割に道が濡れているようなこともなかったです。


途中のとこ(名前を忘れました)からの富士山パノラマ写真。


9:10 ロープウェイパノラマ台駅到着
途中いくつか眺めのいいところに寄りながらきました。それでも2時間弱で到着です。
標高差は500m前後ですね。
ここに到着すると多くの方はロープウェイで登ってきますのでこの時期は特に大勢の人がいました。
ここでは食事もできますしトイレもあります。
山梨百名山の標識はここにありますので山梨百名山巡りをしていて写真に収めている方は注意が必要です。売店の正面にあるテーブルのフェンスのところにあります。

9:42 羅漢寺山山頂着
500mほど東へ進むと羅漢寺山の山頂になります。
この日はかなり風が強く岩の際まで行くとかなり危険が危なく怖い恐怖なとこがありました。ここでコーシー飲んだりしてまったりします。
実はここからもう少し進むとさらに突端みたいなところへ行く事ができます。

10:55 ロープウェイパノラマ台駅より下山

きた道を下ります。

空が青いので枯れ気味の山でも結構綺麗でした。
ただ風が強く、きっと午後のほうがさらに強く風が吹いたと思いますので風対策(アイウェアや防寒)などを整えるのが重要かと思います。













12:15 獅子平駐車場着
休憩も長かったのですがそれでも往復5時間ぐらいでした。
途中食事はしていません。下山してから食べました。

私は山に入るときには日帰りでも常に1泊分の水とカップ麺とゼリー系チャージものを持っていき、食事は食事で持参します。今回も同様です。趣味で迷惑を掛けないようにし、余裕がルートかなと思えるような時でもいつもと同じように準備をしなくてはいけないかと思います。

準備という意味では、今回初めて山に登るメンバーもいたのですがグローブを持ってきていませんでした。
寒くなってくると特にそうですが、末端である手や足の防寒はとても重要になってきます。
また、山は滑ることや折れた枝や棘のある植物もありますので、手をしっかり守ることはとても重要です。
手を怪我することは、その後の歩きにも影響を与えます。
また、手が寒いだけで体はとても冷えます。

最低でも軍手、可能ならば登山やトレッキング用のグローブを着用して登るようにして下さい。

2012年11月13日火曜日

富士山と紅葉


2012年、この秋の富士山の様子です。

この時期になってくると空気も冷えてきて晴れた日には山がくっきりと見えるのでついつい富士山に足を運んでしまいます。

これからもっと寒くなるわけですが、R52で富士宮方面へ向かったりと試行錯誤して富士山を見に寒い中ツーリングしたりもします。

この日、11月10日は河口湖では紅葉まつりが開催されており、朝早くから混雑しておりました。

紅葉も最盛期を迎えていましたし、この青空ですから混まないわけがありません。

これら2枚の写真は河口湖からの富士山の様子です。

上は桑崎、下は河口湖漁協のところからです。

この日は朝9時前には河口湖にいたのですが、若彦トンネルを通って来ましたが途中の気温が2度でした。2度まで下がると橋など場所によっては凍結することもありますので注意が必要です。

 この日は、河口湖の他に新倉浅間神社にも行ってきました。

前々から行きたいと思っていたのですがようやく行く事ができました。

鳥居と富士山です。
赤い鳥居よりもさらに赤く紅葉した木々と真っ青な空にそびえる白い雪をまとった富士山です。

最高です。

この神社は階段を登るとさらに上にも富士山のビュースポットがあります。



五重の塔と富士山です。
もう素晴らしいの一言です。

ここでコーヒータイムです。

贅沢の極みでした。
その瞬間、世界のどんな富豪よりも幸せな時を過ごしました。

富士山のおかわりは自由です。

ここもかなり有名にはなってしまいましたが、それでも朝10時頃は朝の散歩を楽しむ人と片手とちょっとぐらいの観光客といったところでした。


今年の夏、初めて富士山に登ったわけですがやはり富士山は離れて見るほうがいい山ですね(笑)

別に嫌いではないですし、気が向いたら来年も登ろうかなと思っておりますが(今度は5合目から)登ってしまうとこの景色を見ることはできませんからねぇ。

観光客は夏に多く訪れますが、冬の富士山のほうがずっと好きです。
バイクで寒い中富士山を見に行き、温かいコーヒーを飲んだり吉田のうどんを食べたり。

価値観が多様化している昨今ではありますが、人を羨む気など起きないほどの贅沢な気持ちにさせてくれます。

2012年10月22日月曜日

絶景富士山、毛無山~十二ヶ岳~節刀ヶ岳~鬼ヶ岳



西湖の文化洞トンネル駐車場から毛無山へ登り、十二ヶ岳、金山、節刀ヶ岳、そして鬼ヶ岳、雪刀ケ岳と縦走してきました。

このコースにある十二ヶ岳は、多少スリリングな岩場などもあるということで以前から気になっておりましたが、付近の山からは富士山の眺望も抜群に良いということでひとり訪れました。
行ってみると青い空と雪をまとった富士山。そして始まりだした紅葉に楽しめる山登りととても充実していまいた。

ご注意いただきたいのはひとりのときの山行は結構タイムは早めかなと思います。
これまでひとりで歩いていて誰かに追い抜かれたことは記憶にないので、タイムを参考にする方はご注意下さい。

距離:14.8km
時間:05:40

西湖と河口湖を分ける文化洞トンネルからスタートです。
このトンネルの東側(河口湖側)に登山口と駐車場があります。
かなりの広さはありますが15台近くは止まっていたように思います。時期もいいですしね。

08:52 文化洞トンネル出発
霜が降りてか多少土が湿っていました。このトンネルの上を通るような形で毛無山へ北上していきます。登ってすぐに慰霊塔のような場所があります。戦争のときのもののようです。命をかけて戦ってくれた方々がいたので、天気のいい日に山登りを楽しめる幸せな日本があるのかなと思うと、平和を願う気持ちと同時に感謝の気持ちが生まれます。

前方には3名のグループがいましたがあまり無理して追い抜くと疲労してしまうので多少ペースは遅かったですがついていきます。正直少し遅いかな?ぐらいで歩くのがいいのかなと思うのですがひとりだとどうしてもスタスタ行ってしまいます。

毛無山までのコースは頂上付近まで森の中なのであまり眺望はありません。ただ頂上付近に来ると富士山や河口湖などが見えてくるので一気にテンションがあがります。


09:50 毛無山山頂通過
富士山が見え始めたら頂上はもうすぐそこです。

頂上付近は広くなっていますが、文化洞トンネルからは1時間ちょっとなのでお昼を食べたりという使い方もしにくいかと思います。

この富士山を見れただけで大満足だったりもしますが、この先もっと周りが開けていい富士山がたくさん見られます。

そういう意味でも、鬼ヶ岳と一緒に縦走する場合はこちら側から登るのが正解なのかなと個人的には思います。


なお、ここから十二ヶ岳までは十二の岳を超えていきますが、紅葉も始まりだして全てがいい感じでした。左上にみえるのが十二ヶ岳頂上ですね。




一ケ岳から看板が出ていますので、おおまかな進捗度がわかります。

なぜか十だけ見つけることができませんでしたが、そのあたりから道が険しさを増します。

吊り橋を渡ったり比較的長めの岩場などが出てきますので注意して進むようにしましょう。









10:49 十二ヶ岳通過
十二ヶ岳頂上は桑留尾からも登れるのもあり、人が多い割に狭いので混雑していました。
地形図を見る限り桑留尾からのほうが楽な感じです。調べてみたところそれでもロープのある岩場のようなのでこちらを使う方もご注意いただければと思います。

私も当初はここでお昼にしようと思っていたのですがあまり居場所がなかったので、そのまま金山(節刀ヶ岳・鬼ヶ岳方面)へ進みました。

帰りは節刀ヶ岳からここまで戻ってきて桑留尾を下りるつもりでしたが、あまりに富士山が綺麗だったのでもっと見ていたいと結局鬼ヶ岳方面に進んでしまいました。

十二ヶ岳の頂上を過ぎるとおそらく一番の難関であろう岩場の上り下りに出ます。長さもあります。途中まではロープを使わずに降りていたのですが、時間が掛かるのもあり途中からはロープを使ってサクサク下りてしまいました。この日の行程で唯一ロープを使ったのがここでした。

11:09 昼食休憩

ここを過ぎ、頂上から20分ほど行くとまた眺めのいいところにでます。私はここで昼食としました。

ここは全く人がおらず富士山を独り占めしている感じでとても気持ちがよかったです。

食事をしていると、途中毛無山手前であいさつをした方が来ましたが、その節刀ヶ岳へ向かい根場に下るとのこと。

当初私は十二ヶ岳から下りるつもりでしたが、私もそうしようとここで決めます。



その方は先に進んで行きましたが、十二ヶ岳から金山山頂の分岐点まではこの方以外誰にもあいませんでした。毛無山から登る方は十二ヶ岳で桑留尾に下り、鬼ヶ岳方面から登る方は節刀ヶ岳へ向かったりで、ここを通る方は比較的健脚でどんどん行ける方なんだと思います。

11:34 金山通過(節刀ヶ岳・鬼ヶ岳分岐)節刀ヶ岳方面へ

11:45 節刀ヶ岳到着

12:00 金山通過(節刀ヶ岳・鬼ヶ岳分岐)鬼ヶ岳方面へ

12:24 鬼ヶ岳到着






鬼ヶ岳山頂からは甲府盆地もしっかり眺めることができます。
もちろん富士山も見えます。











12:34 雪頭ヶ岳到着
ここからの眺めもまた素晴らしかったです。
もう富士山に登った時よりも富士山がよかったです。
やはり富士山は登るより眺める山ですね(個人的な感想です)

13:34 西湖キャンプ場テント村(根場)通過
このあとは湖畔沿いを歩きますが、歩道がないので少々怖いです。
根場からバスも出ているので(1時間おきぐらい)バスを利用するのも手です。
後ろから車が迫ってくるのは怖いので右側通行がいいと思います。


14:32 文化洞トンネル到着
湖畔沿いの歩きは少々長くも感じましたが、また違った富士山の見え方や湖畔沿いを見ることもできたのでよしとします。ここからバスに乗ってトンネルまで戻る方も多いようです。
距離も比較的ありますからその手はありだと思います。

このコースは天気がいい日を推奨します。富士山の眺めがとにかく素晴らしいからです。
あとは足場が悪く結構急な岩場もありますから天気の良くないときはエキスパートの方以外はお薦めできません。足元が良くても注意が必要です。

とくに十二ヶ岳から金山の間にはかなり落差のある登り降りがあります。この先には富士山や下の眺望が素晴らしいエリアもありますが、十二ヶ岳で西湖へ下りる方や鬼ヶ岳方面から節刀ヶ岳を目指す方が多く、ここを通って鬼ヶ岳方面へ抜ける方はぐっと少なくなる印象でした。

今回のコースではちょっとキツイという方もいるかもしれませんが、この付近の山は天気さえ良ければどこも素晴らしい富士山や湖が見られるはずですので、縦走せず山を一つだけピストンするのであってもぜひ登ってみてもらいたいです。
スリリングな岩登りが好きな方であれば間違い無くおすすめです。ただ岩場では落石にはご注意下さい。自分の怪我はもちろんですが、人様に怪我を負わせる事の無いよう。

これらの山は登って頂ければきっと富士山の素晴らしさがわかっていただけると思います。
ホント山梨県に富士山があってよかったなと思いました。

2012年10月17日水曜日

尾白川渓谷から日向山へ

8月某日、尾白川渓谷へ滝を目当てに行って来たのですが、それを調べる際、その北にある日向山が気になっておりました。

渓谷なのでやはり紅葉とのマッチングだなと思い、秋になったら今度は尾白川渓谷経由で日向山登ろうと思っていたわけですが、先日時間ができたのでどこかへ登ろうと思い立ち日向山に登ってきてしまいました。

思った通りまだ紅葉には早かったわけですが…。

ここからお伝えする写真は8月に行った際のものが含まれています。
今回は尾白川渓谷においてはあまり写真を撮らなかったもので。

前回8月に訪れた際は、8人ほどのグループで山登りをしない方も多かったので思っていたよりも時間が掛かりました。
11時10分頃出発して最後の不動滝まで途中でのお昼を含めて3時間程掛かったはずです。
途中30分以上は休憩していますが2時間以上は確実に掛かっております。

左の夏らしい写真はもちろん8月の際の写真です。


駐車場のところに売店があるわけですが、先日はもちろんラムネを冷やして売ってなんぞおりませんでしたよ、ええ。川の近くにも売店があるのですがこちらは閉まっておりました。閉店ガラガラ。

今回はひとりでの訪問です。


こちらの写真を見ていただくと中央上に不動滝がありますが、その先錦滝までの区間に☓がついております。
この区間は途中で尾白林道に合流するのですが、その区間が崩落のため通行止めになったからか推奨されておりません。はっきり言うと通行止めです。このルートは自分で自分のお尻を拭ける方のみお願いします。

ただ、崩落場所は林道なのですがどのマップを見ても不動滝から林道までの区間に☓がついています。
実際、私が行った印象ではどこのことを言っているの?という感じでありまして、林道までの間に通行止めになるようなところも特にないという感想です。強いて言えば、不動滝手前で吊り橋を渡り、すぐ裏を進んでいくと最近はあまり人が歩かなくなったからか、道が少々曖昧になりつつあるといった印象を持った程度です。しかしテープもありますし、階段が残っていたり付いていたりしますので何も考えずに歩かない限りは問題ないのかなと私は思いました。あくまで個人的な感想です。

ただ林道自体は崩落が起きているということもあり、再発防止策も特に無いので通行止めにしているのかもしれません。現場まで行ってから危険ですと言われても困るだろうから図の中ではこの区間に☓を付けてくれている可能性が高いです。



10:08 尾白川駐車場出発
夏は川でのバーベキューなどで大賑わいだった尾白川駐車場も当時に比べるとかなりひっそりしています。バーベキューをやっているものなんぞひとりもおりませんでしたね。

同じように渓谷歩きが目的のグループやペアも何人かおりましたがこちらも8月ほどではありませんでした。

前回は駒ヶ岳神社や滝などを端から見ながらでしたが今回はずんずん進みます。


ちなみに尾白川は渓谷道の他にも下山道?がありまして、こちらから行った場合神蛇滝のすぐ先あたりで合流しています。

渓谷道はそこそこ険しいところもありますので、スレ違いが困難な場所もありますのでお戻りの際は下山道をご利用下さい。

西沢渓谷にしてもそうだったのですが、涼を求めてお散歩気分で行こうと思うと渓谷というのは思っているより足場が悪いところも多く、トレッキングやハイキングレベルを超えてるなという印象です。時折死亡事故が起きるのも行ってみればだいたい納得できます。これらの場所では普段着を着て観光気分で来ているカップルも見ますし、そういう方々は足元もよろしくありませんので注意すべきかと思います。夏に来た際には駐車場警備の方がそのへん注意を促している姿をみました。

尾白川渓谷は西沢渓谷よりもさらに危険レベルは高いかなと思います。

10:37 旭滝通過
この写真は8月の写真になります。

清涼感を求めて渓谷に行きつつも、この西沢渓谷というのは高度感からくるヒヤリという清涼感はあるかもしれませんが、川から結構離れてしまう箇所も多いので、川を感じたいのであれば西沢渓谷のほうがおすすめできるかもしれません。

まあ西沢渓谷についても、復路については川から離れてしまいますが。











10:50 神蛇滝通過
8月に訪れた際にはここで昼食をとりました。ここまで2時間近く掛けてきた気がしますが今回は40分です。倍以上のペースで歩いていることになりますね。どんだけゆっくりだったんでしょう。まあ写真を結構撮ったりもしていたので案外そういうのも時間を取られるわけですが。

11:20 不動滝吊り橋通過
70分ほど掛かって不動滝吊り橋に到着です。
この少し先で買ってきたおにぎりを食べました。あと朝食の為に買った菓子パンを2/5ほど。
前回富士山の時のシャリバテの教訓も虚しく?おにぎりをひとつ食べました。持ってきたおにぎりは2つ、それとカップ麺ですがいざ食べるときには用意が面倒になりまして手を付けず結局ひとつ食べて歩き始めてしまいました。

11:56頃? 尾白林道崩落現場通過

崩落現場になります。もちろん車などは通れませんが、徒歩なら問題ないでしょう。尾白川渓谷の渓谷道やこれから先の日向山への登りのほうがよっぽど険しかったかと思います。

ただ地盤が緩いという判断もあっての通行止めだと思いますのでおすすめしません。

8月に尾白川渓谷に訪れた際に不動滝までとしたのも、自分一人では無いためこのような危険を取ることは良くないとの判断でありました。

転んでも泣かない。自分で自分の尻を拭ける方のみどうぞ。

12:03 錦滝通過
不動滝以降人と会うことはありませんでしたが、錦滝まで来てようやく人と会いました。
ここには3,4組のグループがいたと思います。おそらく矢立石から林道を歩いて来てここから日向山を目指すのではないかと思います。

もちろん逆に下ってきた方もいるのかなと思いますし、結構小さなお子様を連れたご家族の方も何組か下りてきたりしましたがこのルートを下りるのはあまりよろしくないかなと思います。

登る際も木の根を掴んで登るような道ですのでこちらを登って尾根道を下るコースを取るのがいいかなと思いますね。

お子様連れやご高齢の方は特に。あとはグローブも忘れずにどうぞ。
















13:00 日向山着

日向山は白砂が頂上付近を覆っています。雪山みたいですね。

ただ錦滝側から登ってくるとここの砂を登るのが意外としんどいんですね(笑)

お昼過ぎでしたので、頂上でお昼を取っている方もいましたし、頂上手前ですれ違うグループも何組かいました。

本当は私もここでお昼にしようと思ったのですが、ひとりだと誰に気兼ねすることもないので、まあお昼もまだいいやと先延ばしです。


 頂上では雲の多い天気ではありましたがそれでも八ヶ岳がはっきり見えました。

もっと寒かったり晴れていたらかなり綺麗に見渡せるんでしょうね。

頂上少し手前からの富士山。

雲から少しだけ頭を出してくれました。

どちらかというと、私は富士山に登りたいというよりも、他の山から富士山を見たいという感じの方が強いように思います。

登るにしても眺めるにしても、それだけ富士山に魅せられているのかもしれませんが。






実際三角点は少し離れた木の中にあります。
私は山頂から正規の日向山ハイキングコースがわからずにワサワサと南に向かってコースを取ることになりましたが、ハイキングコースは歩きやすいので気軽に登りたい方はこちらからでしょう。

13:40 尾白林道合流
下りでは20人ほどの団体さんと出会ってしまったのもありますがそれでも駆け下りたのもあり40分ほどで林道まで来ました。
ここには駐車している車も多かったので大半がここから錦滝に行くなりハイキングコースを行くなりして登っているのかなと思います。

あいにく私は尾白川駐車場に停めていますので、林道を横断する形でまた山に入ります。
ここから先は人に会うことはありませんでした。
このあともう一度林道に出るわけですが、林道に出ていいのかそれとも出ること無く下りていくのか判断に迷うところがありました。10mぐらい山に入るも引き返して、林道を数十メートル歩いたところに尾白川駐車場への看板がありましたが若干注意が必要かもしれません。渓谷の方に下りていってしまうとなかなか厄介です。

その後はまた看板もあるのですが、最後の最後溜池のようなところに出ます。ここには水はほとんどない状態で溜池かどうかもわかりませんでしたが、人工的な構造物は他にないのでわかるかと思います。このあたりで私は最後の看板をみたのですがその後のコースがわからずに道無き道をずかずかと下ることになってしまいました。
たしか神社の近くに日向山への分岐があった記憶がありますのできっとそこへ続く道があったのだと思うのですが、はっきり確認できないままほぼ着いたと思いズカズカとコースを取ってしまいました。

下ってきてこの溜池を左に見るあたりでは注意してルートを取りましょう。


14:08 尾白川駐車場着
距離:9.4km
時間:4時間 でした。

8月に行った際には不動滝までの往復で4時間23分掛かっています。
今回はひとりでしたし2ヶ月前に行っていて紅葉もなく景色もあまり変わらないということもあり
スタスタ歩いたわけですが、いろいろ景色や写真を楽しんだりご飯を食べたりということを考えたら不動滝までの往復でもそれぐらい見ておくのがいいのかなと思います。

日向山までを見た場合にはなおさらもっと多くの時間を確保しておくのがいいと思います。



2012年10月16日火曜日

富士山吉田口登山道馬返しより頂上を目指す(お鉢巡り・下山編辺編)

富士山お鉢巡り・下山編です。

登山編からどんだけ経ってんだよって感じですが特に固定ファンがいるわけでもありませんのでそのへんはまったり記録として残していこうと思います。


富士山吉田口登山道馬返しより頂上を目指す(登頂編) はこちらからどうぞ。


富士山に行ったことがある方はわかると思いますが頂上3776m地点は剣ヶ峯と言い、だいたい火口の中心からみて8時の方向にあります。

吉田口登山道はだいたい1時の方角から登ってくる感じですから、真逆に近い方に富士山の頂上3776m地点があるといえます。

ヘロヘロになった場合はなかなか行く気は起きないかもしれませんが、また来るのは大変ですから私は行くべきかなと思います。が、その判断は自分でお願いします。


この写真中央に見えるのが剣ヶ峯です。
この写真は吉田口側から撮っています。



12:35 富士山吉田口山頂久須志神社(3707M)出発
昼食を神社前の休憩所で済ませてお鉢巡りに出発です。こういうのは時計回りがいいかなとは思いますが、そのへんは個人個人の考え方です。

13:01 富士宮口登山道頂上・浅間神社奥宮・富士山郵便局到着
6時の方角にある富士宮口の頂上に到着です。
ちなみにこちら側にあるトイレのほうが吉田口側にあるトイレより100円?安かったような気がします。
整備していただいてケチるのもなんですが、しっかりと払うことがなによりも大事です。

13:25 富士宮口登山道頂上・浅間神社奥宮・富士山郵便局出発
ここまで来ると剣ヶ峯はもうすぐそこですが、剣ヶ峯の手前には一直線の坂があります。70m近い標高差でしょうか。疲れた足にここは効きます。足元も細かい石なので踏ん張りづらいですし、皆左側にある手すりに集まっているでしょうがもうひといきですので頑張って皆を抜き去ってやりましょう。


13:40 剣ヶ峯(3776m)到着

やりました。富士山頂、頂上の碑です。

実際富士山に登ってもここを訪れない(られない)方も多いようです。頂上まで来れない方もいるわけですから当然ですよね。
途中で登山道を下山する人や、休憩所で横になっている人を沢山みました。
前日はあまり寝付けず睡眠時間は短くなりがち。朝は早くて登山時間も長いわけですから日帰り登山ではなおさらヘバリやすいです。

ここ剣ヶ峯頂上は、ご来光の時間帯などはここでの写真撮影のために1時間以上行列するといったことも珍しくないとか。
幸い私がいった日は平日でまだ梅雨明けも発表されていない状態でしたので待つことはありませんでした。



ちなみに、上の碑の左手奥?に右の写真があります。赤いところが本当の頂上らしいです。

本当の頂上はここなんだぜとニヤニヤしましょう。

富士山は山登りとしてはあまり楽しくない、ただ高いだけなんて言われたりもしますが、そうは言っても単純に日本で一番高い地点に登ってきたという達成感は他のどの山よりもあるはずです。標高だけが山登りではありませんが。



13:49 剣ヶ峯(3776m)出発
剣ヶ峯を後にします。時計回りのためにはこの剣ヶ峯のすぐ下を歩いていくわけですが、ここに雪が残っており難儀しました。ここで引き返す方も少なくなかったようで、当日ここを通った方はあまりいませんでした。

14:20 お鉢巡り終了(吉田口登山道頂上)
ぐるり一周してきました。
なんやかんやと浅間神社奥宮などで御朱印を貰ったりしていて時間を食ってしまいました。
下り終わるまでが富士登山ですから明るいうちに下山できるように余裕を持ってペースを考えるべきだと思います。

14:35 下山道より下山開始
下山道は須走口と一緒になります。およそ火口からみて2時の方向でしょうか。下りは小石ばかりの坂道となります。ここではマスクやアイウェア、スパッツなどがあるといいでしょう。走って駆け下りることが出来ますし、踏ん張るのが大変なので砂埃が嫌でも立ちます。私は何度も小石が靴に入って大変でした。

ただ地面が柔らかいので足への負担も少ないです。天気が悪いと辛いかもしれませんのでやはりスパッツがあると安心でしょう。天気に関わらず。

下山は登ってきたのが嘘のように楽です。途中で須走口と分岐するため吉田口に下りる方はその点注意が必要です。

15:00 八合目到着

16:33 富士安全指導センター着
休憩しても2時間ほどで下りてきてしまいました。あんなに掛かって登ったのに。
ただ私はまだここから先があります。馬返しまで。

17:05 5合目通過
正直言ってここまでそれ程疲労を感じていませんでした。特に下りはあまり筋肉疲労もなかったので楽だったわけですがこのあたりまできて、足元が悪く硬くなってくると足に疲労がき始めました。

17:18 4合目通過
4時頃登頂を開始して、ここまで13時間以上経過しているわけで普段なら晩御飯をを食べ始めても不思議ではないわけです。しかも山登りでカロリーを消費しているわけで。お昼以降食べ物を取っていないのもありこのあたりから一気に疲労がきました。

17:45 3合目到着
3合目でとうとう足が止まります。水は多少ありましたが食べ物がありません。こんなに急に疲労は来るのかと思うぐらいでした。シャリバテというエネルギー不足によるもののようです。
そしてこのすぐ先でGPSのバッテリーがなくなりました。ここで休憩している際にトレランの方がひとり走っていった以外人に会いませんので辛いだけでなくなんとも心細くなります。
スタート時はもっと真っ暗だったのに平気なわけですから、人間気持ちが折れると感じ方も変わるものです。塩飴なんかは持っていたわけですがなめていないと思います。気持ちの余裕もあまりなかったんでしょうね。


もう完全に足が止まりましてここから馬返しまでが長いこと。夏とはいえ森の中なのであたりもかなり暗くなりました。


18:35 馬返し到着・下山完了
登りではここから3合目まで45分で行っているのに下山で50分掛かっていますのでいかにへばったかがわかるはずです。でも馬返しの石碑やら鳥居やらをみたときにはガッツポーズが出ましたね。やったあって。吉田口登山道は一本道、遭難したわけではないので戻れない不安というのはなかったわけですが、これが道もわからなくなった山の中だったとしたらもっとずっと大変だったはずです。

最終的には目標を達成して馬返しから富士山頂(剣ヶ峯)への日帰り登山を達成したわけですが、最後の最後、無事に下りてくるまでが山登りなわけですから内容的にはほめられたものとはなりませんでした。しかしながら自己弁護をさせて頂きますと、リスクをとることなく危険な状態を経験できたのかなと思っています。ゴール地点では友人も待ってくれていましたし、迷うこと無いコースでの挑戦で限界を超えた疲労を経験できたことは今後の登山を安全にしてくれたと思っています。だからといって皆さんに勧めるわけではありませんし、他人様に自分の好きなことで迷惑をかけぬよう楽しむのが大人のルールだと思っております。

これで、富士山への挑戦は完結となります。1度登ったからもう富士山もお腹いっぱいだなんて思っていましたが、しばらくしてみると来年も登ってみようかなぁなんて気持ちになっていたりします。

実際来年も登るのかはわかりませんが、来年は5合目からまったり登りたいなと思っています(笑)