2012年3月5日月曜日

中里介山の長編小説より。大菩薩峠


中里介山の長編小説で一躍有名になった大菩薩峠。現在私はこの小説を読んでおりますが、あの小説の事の始まりはこの大菩薩峠での出来事なります。その後大菩薩峠は出てきたかな?その辺は読んでのお楽しみということで。


地理的に大菩薩峠は甲州街道と並んで走る青梅街道の峠であります。
当時の青梅街道は新宿三丁目付近の新宿追分から甲州街道と分かれており、現在の新青梅街道とは少々異なり田無を通り、瑞穂町手前で現在の新青梅街道と合流していました。現在は青梅市から奥多摩町方向は国道411号線として整備されています。

大菩薩峠は奥多摩から甲斐国小菅村を通って塩山(甲州市)に抜ける為の重要な峠で、現在の青梅街道(国道411号線)は奥多摩町から山梨県小菅村を通らずに丹波山村を通り柳沢峠を越えて甲州市に抜けてします。標高は2000m近くなることからかなりの難所だったはずで、大菩薩峠の中には、濃霧が発生する場所があり、そこに迷い込むと脱出が困難になると言われています。しかしながら関所がなく甲州街道より短かったのもあり庶民には多く利用されていたようです。



昨年の夏、この山に登りました。
丸山峠駐車場から、丸川峠経由で大菩薩嶺・大菩薩峠と廻って、上日川峠を経由して戻ってくるというルートでしたが、一般的には上日川峠から大菩薩峠を目指すようです。上日川峠からのルートですと道中の多くが遊歩道のような整備された道で、山小屋も多く食べ物にも困らない程で多くの人が行き交います。

0830:丸川峠駐車場発
1030:丸川峠着
1045:丸川峠発
1200:大菩薩嶺着
1215:大菩薩嶺発

1220:雷岩着(昼食)
1300:雷岩発
1320:賽の河原着
1335:大菩薩峠着
1400:大菩薩峠発
1430:唐松尾根分岐(福ちゃん荘)着
1445:上日川峠着
1500:上日川峠発
1600:上日川峠駐車場着

当日はお盆休みということもあり多くの人がおりましたが、それでも丸山峠から登った人は少なかったようで大菩薩嶺まで出会ったのは3、4人だったように記憶しています。大菩薩嶺まで登ってきたら人が多くなり、大菩薩峠ではこんなに多くの人がいたのだと驚いたほどでした。

丸川峠を経由する方も上日川峠から丸川峠に下りてきてバスで駅へ帰るというパターンが多いのでしょうか。

私の取ったコースは距離もあるのであまり皆さん歩かれないコースだったようです。
丸川峠発着だとどうしても距離が出てしまいますが、マイカーの方は時間的な自由が効く分こういう駐車場によって選択肢が狭まってしまうことは致し方ありません。
ただ、もし途中で想定外な事態が起きたり思わぬ疲労が蓄積した場合、上日川峠から丸川峠駐車場の方へはバスで下ることもできるはずなので、マイカーで来て丸川峠を経由する方は私と同じルートの方がプラン変更が容易かなと思います。

コース状況は、丸川峠から大菩薩嶺を目指すほうが途中木の根などがゴツゴツしていて急だったので、ここは下るより登るほうが楽そうでしたので、同じ下るのであれば上日川峠から丸川峠駐車場方面に下るほうが楽だと思います。

その辺は好みでしょうが。


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