2008年10月9日木曜日

富士川水運ならぬ富士川陸運、中部横断自動車道

この間まで私自身、中部横断自動車道の整備にはあまり積極的な意見を持っていませんでした。

清水までのルート、国道52号線は富士川沿いを走りカーブが多いこともありあまり効率的な道路ではありませんが、それ程多くの需要が生まれるとは想像していなかったからです。

しかしながら中部横断道が清水港まで自動車専用道路として繋がると考えると、山梨は中央道により東京を始めとして信越地方へのアクセスはよいですし、圏央道の開通により北関東へのアクセスもぐっと楽になりました。またなにより、清水港には8,000TEU積みクラスのコンテナ船の荷役が可能な新興津コンテナターミナルが完成しましたので、物流拠点や工場の立地場所としては悪く無いと思えます。
リニアが現実味を帯びてき始めた今、そのルート上にあることも大きなメリットです。

そしてなにより山梨は海に面していないため空気中のナトリウム濃度が低いため、日本が強い分野である高い技術力が要求される精密技術工場に適していると聞いたことがあります。

パイオニアを始めとして、大手の工場の撤退が続いていることは大変残念ですが、撤退していった企業が抱えていた山梨での最も大きな問題を解決できれば、山梨にはまだ大きなチャンスが残っていると考えています。

観光は手軽に現金収入が見込め美味しく思えるかもしれませんが、時期による変動も大きく、流行にも大きく影響を受けます。なにより娯楽産業になりますので、どうしても景気の影響を受けて手始めにカットされてしまうてしまう分野になります。そうなると雇用や生活はどうしても不安定にならざるを得ません。

実は山梨県には地元の人もあまり知らないようなよいスポットがたくさんあります。県内の雇用や生活基盤をしっかり築けば、県内観光の需要も必ず生まれます。それがインターネットなどの情報に乗って県外の方々にしっかりと着実に伝わっていくはずです。

そのために県や市町村は企業の担当者への情報発信やヒアリングを欠かすことなくしていき、問題の解決に努めて欲しいと思います。



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